2011年11月24日
和”を大切に。いつもありがとう!
こんにちは!
川根本町のヒトの魅力を伝え、早15回目!
出来る範囲で、伝えていきます。
今日は、緑のふるさと協力隊 神東さんの記事です。
ヒトの魅力@かわねほんちょう
~目指せ100人! プロジェクト~
File15 上田まり子さん
笑顔のステキな女性に出会いました。
実はこの方、File14で紹介した生田八朗さんの妹さんなんです。
インタビューをお願いすると「いいよ~、じゃぁ今からおいで~」と快諾。
その気前の良さに驚きつつも、
「どんな人なんだろう?」とワクワクしながらお宅へ向かいました。
神東:お兄さんの生田八朗さんからのご紹介ですが、
上田さんもブルーベリーを作っているそうですね?
上田:兄の影響もあって始めました。 今年(2011年)で3年目で、
40本から始めたブルーベリーの木も今では250本になりました。
神東:いただいた名刺の裏に
「なま ぶるーべりー、ぶるーべりージャムの自家生産販売」とあるんですが…
「ブルーベリー(カタカナ)」ではなく「ぶるーべりー(ひらがな)」なんですね。
上田:趣味で姓名学をやっているので、ネーミングにはこだわってますね。
孫の名前も私がつけたくらいです(笑)
↑ お手製のぶるーべりージャム。ラベル右下に“ありがとう”の文字が。
↑ 「川根茶.楽楽ティーパック」 ここでもネーミングセンスを発揮!
神東:お茶とぶるーべりーのほかに作っているものはあるんですか?
上田:おぼた(おはぎ)、お蕎麦、お餅、お赤飯も作ってます。
自宅を改良して加工所まで造っちゃって(笑)
83歳の義母(旦那さんのお母さん)といっしょにやってるんですよ。
神東:おばあちゃん、元気ですね~! 作ったものはどこで売ってるんですか?
上田:お茶とぶるーべりージャムは全国の知り合いに販売・発送してます。
生のぶるーべりーとお餅、お蕎麦、お赤飯は
近所の「もりのいずみ」という温泉施設に置いてもらったり、
義母と一緒に移動販売で町内の各地域を回ったりしています。
神東:移動販売ですか?
上田:これは平成7年(1995年)から16年間続けています。
口コミで評判が広まって、楽しみに待ってくれているお客さんもいるんです。
メニューは八木そば、おぼた(おはぎ)とお餅。
お餅作りは八木地区の70代の女性二人が手伝いに来てくれるので、
その日についたお餅をお客さんに持っていくようにしています。
お餅の商品名も私が付けました。
「うれしい気餅(白い餅)・楽しい気餅(よもぎ)
しあわせ気餅(キビとよもぎのミックス)」と3種類あるんですよ。
神東:食べたら本当に「うれしい、楽しい、しあわせ!」な気分になりそうなネーミングですね。
それとさっきから気になっていたんですけど、餅・蕎麦・赤飯に
全部「お」をつけているのも上田さん流のこだわりですか?
上田:そのほうが何となくかわいらしいでしょ?
あえて「ぼたもち」と言わず「おぼた」だったりね(笑)
神東:生産・加工・販売と何かと忙しいような気がするんですが…
上田:春はお茶、夏は八木キャンプ場の手伝い、
お盆にはおはぎの注文が殺到して、秋は彼岸でおぼたを作り、冬はお蕎麦やお餅…
一年中やることがあって、それができる舞台(加工所)が揃っていて、
本当に恵まれているというか、ありがたいことだと思います。
神東:それだけやることがあると、趣味の時間ってなかなか取れないんじゃ?
上田:そんなことないですよ。姓名学のほかにも占いも独学でやってるし、
北は北海道から南は沖縄まで津々浦々に友人がいて、一緒に旅行もしてます。
神東:ひぇ~~、なんというパワフルさ!
では、地域のことでかかわっていることはありますか?
上田:昨年(2010年)から八木地区の民生委員もやらせてもらっています。
毎月イベントを企画・準備したりして大変ですけど、
人との関わりや知識も増えて勉強になります。
何より、年代を超えて私を頼りにしてくれる人がいるというのが嬉しいですね。
神東:なんというか、上田さんってとても謙虚ですよね。
そんな上田さんが普段の生活の中で大切にしていることって何ですか?
上田:う~ん、「和」かな?
神東:「調和」「平和」という意味の「和」ですか?
上田:そうです。どうせ生きるなら
「うれしい、楽しい、しあわせ!」で、泣くより笑っていたいじゃないですか。
人とあまり争いたくないんです。
考えてみると、義母とも一度もケンカしたことがないなぁ。
↓ そんな上田さんの選んだ“納得”のひと言
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<取材後記>
また会いたくなる笑顔。
幸せがにじみ出ている笑顔。
思わずうれしくなっちゃう笑顔。
そんな笑顔の持ち主が川根本町にいました!
パワフルながらも、
「自分が自分が!」とガツガツせず謙虚で自然体。
「素敵だな~、見習いたいな~」と素直に思っちゃいました。
名刺の裏に書いてあったフレーズ
「自然の恵みに感謝して、こころを込めてお贈りします」
「ありがとう」
これが上田さんの人となり表しているんじゃないでしょうか?
「あぁ、私に足りないのはこの 『笑顔と謙虚さ』 だ」と
我が身を振り返るきっかけにもなりました。
上田さん、本当にありがとうございました!
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取材日:2011年8月23日
文責:緑のふるさと協力隊 神東美希
Posted by NPOツナグチカラ at 11:20│Comments(0)
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